2012年8月23日木曜日

人は呼吸したとおりの人になる

たかが呼吸、されど、呼吸。
「息をする」という無意識の行為を自発的に行うことで
  • カラダの機能強化
  • ストレス耐性強化、すなわち、タイプAからタイプBへの変容
という、カラダとココロの機能強化に加え
  • 人生そのものが豊かになる 
という「おまけ」までつくようです。
人は呼吸した通りの人になる。
浅くて不規則な呼吸をしているときは、健康状態も悪く、エネルギーも低下している。(中略) 浅くて不規則な呼吸はまた、作業の効率の低下や、ときには、子どもの発達遅滞という結果をもたらす。

なぜでしょうか?
再び、アンドルー・ワイル氏とフルフォード氏、今回はインド独立の父、マハトマ・ガンディー氏にも登場してもらって、彼らの話に耳を傾けることにします。

まず、アンドルー・ワイル氏より (「癒す心、治る力」から抜粋)
 呼吸のしかたは神経系への反映であるとともに、その神経系に影響をあたえるものでもあるからだ。呼吸のリズムと深さを意識的にコントロールすることができれば、心拍数・血圧・血液循環・消化を調節する方法を学んだことになる。
なるほど。呼吸が浅いと、つまり、呼吸の制限があると、カラダに取り入れる酸素が制限されることになり、これがさまざまな機能を低下させることにつながります。心臓血管系などの器官系はもちろんのこと、脳神経系が正常に機能するためには適切な酸素と二酸化炭素の交換は必要不可欠。
神経系が適切な「指令」をだしてはじめて、カラダが正常に動くことができるので、呼吸によって自発的にコントロールすることで、カラダ全体を調整していくという考え方のようです。

ストレスがかかったときに、カラダが自動的に切り替える「戦闘モード」を、呼吸によって、自発的に「ニュートラル」にギアチェンジできるようになると言い換えても良さそうです。

次に、フルフォード氏のコトバです (「いのちの輝き」から抜粋)
 呼吸は、なによりも大切な生命力の流れを調整し、最大限にするための最善の機会を提供してくれているのだ。あなたにはよりよい呼吸をする機会があり、責任がある。
また、別のページでは、次のようなことも私たちに伝えています。
忘れないでほしいが、息をするときは、口ではなく鼻からすることが望ましい。というのは、空気が嗅神経の末端にふれて、それが脳を刺激し、脳に呼吸の自然なリズムを思い出させることに役立つからだ。
鼻から呼吸しないということは、ある意味で、半分しか生きていないということになる。
驚くことに、ガンディー氏も同じようなことを国民に伝えています (「ガンディー魂の言葉」浅井幹雄 著)
口呼吸は誤った習慣。呼吸は鼻でするものだ。神はわたしたちの鼻に、空気の濾過装置ともいうべきフィルターをつけてくださった。このフィルターを通してわたしたちは空気を濾過して体内に取り込む。口呼吸ではこれができないのだ。
東日本大震災が起ったあと、当時仙台に住んでいた私にも奇妙な現象がありました。あのとき、「普通の鼻呼吸」ができなくなったのです。私には花粉アレルギーもなく、体調も、疲れはあったものの良好でした。にも、かかわらず、呼吸を鼻でしようとすると、「目に見えない金属の欠片」が鼻腔を強く刺激し、鼻が、カラダに空気を取り入れることを拒否したようでした。初めての体験でした。そして、それは私だけの体験ではなく、当時、特に女性に多く発症したようでした。
あれは何だったのか、今ではもう分かりません。が、少なくとも、私は、「鼻」でもって、当時の仙台の空気が異常だったことを感知し、それが、九州への移住を決意させたことは事実です。

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